投資検証の用語集
当ラボの記事に登場する用語を、実務目線の短い定義でまとめました。教科書的な定義より「何に気をつけるべきか」を優先しています。
過適合(オーバーフィッティング)
過去データに合わせすぎて、未来では機能しない状態。バックテストの数字だけが良くなる最大の原因。当ラボの実例記事参照。
ルックアヘッド・バイアス
その時点では知り得なかった未来の情報が、判定に混入すること。学習期間とテスト期間の重複が典型。
バックテスト
売買ルールを過去データに適用して成績を測ること。コスト・資金制約・単元株を入れないと数字は簡単に数倍化ける。
ペーパートレード
実際のお金を使わない仮想売買。バックテストと実運用の中間の検証段階。
ドローダウン(DD)
資産のピークからの下落率。最大DDは戦略の「痛みの深さ」を表す。回復計算機で-30%からの復帰に+43%必要なことを確認できます。
シャープレシオ
リターンをリスク(変動の大きさ)で割った効率指標。1.0を超えれば良好とされる。
CAGR(年平均成長率)
複利ベースの年率リターン。単純平均より実態を表す。
モメンタム
上がっているものは上がり続けやすい傾向。数十年の研究があるが、実装コスト込みだと教科書ほど簡単ではない。
平均回帰
行き過ぎた価格が平均に戻る傾向。モメンタムと逆の性質で、時間軸で使い分ける。
ボラティリティ
価格変動の大きさ(標準偏差)。リスク管理では敵ではなく測定対象。
ケリー基準
長期の資産成長を最大化する理論上の賭け金比率。実務ではその半分以下で運用するのが定石(推定誤差のため)。
ブートストラップ法
データを並べ替えて「ありえた別の歴史」を大量生成し、成績のばらつきを推定する手法。解説記事参照。
スリッページ
注文時の想定価格と実際の約定価格の差。バックテストに入れ忘れると成績が過大評価される。
単元株制約
株は1株単位でしか買えないため、少額口座では理論通りの配分ができない問題。
本サイトは投資助言ではなく、自動売買システムの検証記録と一般的な金融教育情報の提供を目的としています。掲載する実績にはペーパートレード(仮想売買)を含み、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。